桐のこと

桐は、日本の暮らしに寄り添ってきた木です。なぜ、大切なものを桐たんすにしまうのか。桐という木の力をご紹介します。

会津の桐を、選んで

横溝タンス店の桐材は、会津をはじめ、極寒の東北地方で育ったものを使います。寒い土地でゆっくり育った桐は、目が詰まって狂いが少ないと言われます。

材料は、生産者の顔が見える形で、会って厳選します。良い桐たんすは、良い材料から。それが、100年使えるものづくりの始まりです。

屋外で雨ざらしにして約1年干す桐板
買い付けた桐板を、約1年かけて干す
Paulownia

桐たんすの、5つの力

火に強い

桐は火に強く、万一の火災があっても、しまってある家財を守ります。昔から大切なものを桐にしまうのは、このためです。

軽い

桐は、国産材の中で最も軽い素材です。大きなたんすでも扱いやすく、抽斗の開け閉めも軽やかです。

調湿する

1年を通して湿度変化の多い日本で、桐は調湿効果を発揮します。中の衣類や大切なものを、湿気から守ります。

白く、美しい

白くきめの細かい木目が美しく、独特の落ち着いた輝きがあります。まっすぐな柾目は、桐たんすの見どころです。

蘇る

古くなっても、再生が可能です。無垢の桐は、表面を削ることで、また新しく生まれ変わります。狂いや伸縮も少なく、いつまでも美しい姿を保ちます。

鉋で白木の天板を削り仕上げる手元
削れば、また白い木肌が現れる

削れば、また白い木肌が

桐たんすが「一生もの」と言われるのは、この最後の力があるからです。長く使って古びても、鉋で削り直せば、白い木肌が蘇ります。だから、母から娘へ、世代を超えて受け継いでいけます。